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生産者のこだわり橋口さんその2

2017.4.13(木)

昨日の続き、極み・古都の生産者橋口さんの畳表づくりのこだわりその2

橋口さんの目指す畳表とは
青すぎない畳表、肌なじみの良い畳表、イ切れが少なく色もそろったものでこれを実現させるために様々な工夫をしておられます。

通常畳表は、6・7月に草を刈り取り泥染め乾燥、その年の10月には長さや色で選別し織り始めます。いわゆる新草です。

新草は、新草の良さもあるのですが、前述したこだわりから、橋口さんは乾燥させたイグサをまず原草の状態で1年保管します。

通常新草は、青々しくきれいなのですが、畳表としておられた跡や、エンドユーザーの下で畳になった後予想外の色の変化をすることがあります。

しかし、新草では織らない橋口さんの畳表にはそれがほとんどありません、一年置くということは選別により製品として集荷できる畳表は少なくなるはずです。

さらに、極み 古都で使用するような草は、もう一年寝かせてからしか製織には入らないので、織り出すまでに計二年、
苗から畳表になるまでに最低四年を要しています。

このクラスのイグサは一反の畑から作れるのはよくて30枚程度非常に希少価値の高い商品です。

製織も通常1日1台の織機で10枚ほど織れるのですが、極み・古都の表は1日に2~3枚です。

それでも、橋口さんが畳表を作り続けていけるのは、橋口さんが畳表が大好きだということと、長年の経験により、毎年素晴らしいイグサを作れるということ

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橋口さんはイグサの田んぼを一日3回見に行きます。週に1度しか見に行かない農家さんもいます。

細かな変化にも対応し作っている、橋口さんのイグサの田んぼはいつも青く輝いています。

まばらな変色を防ぐための温度管理、湿度管理も徹底されています。
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この日は雨、作業所の湿度は40%前後に保つため3台の除湿器がフル稼働温度も低すぎるといけないそうでストーブがたかれていました。

外の天気、気温、湿度を見ながら、室内の環境を微調整するそうです。

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エアコン完備のこの部屋は、出来上がった畳表を保管する部屋です。

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こちらも湿度40%以下お客様の下に旅立つ畳表を大切に扱っておられます。

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真剣に橋口さんの話を聞く長女(^^)橋口さん長時間のインタビューにご対応いただきありがとうございました。

これが一畳屋のラインナップ、極み 古都の畳表の作り方です。

材料の素材の良さもさることながら、一畳屋でも橋口さんのこだわりに負けぬよう一畳屋の畳一級技能士たちが丁寧に仕上がます。

値段は、ほかの商品と比べて高価ですが、その価値はそれ以上だと自負しております。

一畳屋のラインナップの中で、こだわりの商品群は、畳表生産者・畳職人のこだわりが詰まった大変希少価値の高い商品です。

最高の和室を作りたいお客様は、ショールームもございますので、機会があればぜひ一度ご覧ください。

一畳屋のラインナップで、おすすめの商品群もそれぞれの農家さんのこだわりが詰まっている、一畳屋が厳選した商品です。

各農家さんが作ったイグサの一番草で織っていただいた商品です。是非、見て・触ってお確かめください。

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農家さんのいぐさ作り・畳表へのこだわりを再度確認!

2017.4.12(水)

ショールームオープンを前に、自社で取り扱っている畳表のことを学ぶため八代に行っていました。
突然の訪問にもかかわらず3件の農家さんにお話を聞くことができました。

その中から、今日は橋口さんご夫婦の畳表づくりこだわりをご紹介したいと思います。


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橋口さんの畳表は、全国の畳屋さんの中ではかなり有名です。
何度も畳表部門で農林水産大臣賞を受賞し、そのお畳表は首相官邸をはじめ迎賓館永平寺などにも採用されている
農家・生産者・問屋畳など、畳のプロ誰もが認めるプロフェッショナルです。

一畳屋のこだわり品 古都極みは橋口さんの一番良い品質のものを使用した商品です。
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極みは畳の最高品に使用される本ダブル仕上げ、本ダブルとは、麻糸2本を縦糸に畳表を織り上げたもの、強い縦糸を使うのは畳表を十分に打ち込むためであり
その重量は1枚、約3kg!!縦糸が強いため、それに負けないイグサを使わなければ、価値が出ないと橋口さんはおっしゃいます。

使用する草の長さは4尺8寸 優良農家さんの一番長い草で4尺5寸程なので、手で振っておれないイグサをこの長さに仕上げるのはまさに規格外です!!
本ダブルは、畳表の選別から、仕上げまで最高品質のものなのですごく気を使って織り上げるそうです。
この商品はオーダー品なので、注文があってから製織に入りますので2週間から1か月ほど施工までにお時間がかかります。

古都は麻綿ダブル仕上げ経糸が麻と綿の両方で織られている畳表。耐久性のある高級品です。使用する草の長さは4尺7寸極みに使う畳表と同じように育て管理された畳表
仕上がりもとてもきれいです。ある意味高級ですが、お値打ち品です。

こちらも商品はオーダー品なので、注文があってから製織に入りますので2週間から1か月ほど施工までにお時間がかかります。

このクラスになると畳表の力が強すぎて、土台の床が薄かったり、弱ってたりすると使用できない場合がございます。
必ず事前に現場調査をさせて下さい。よろしくお願いいたします。

橋口さんのこだわりはこれだけではありません。
続きはまた明日書きたいと思います。

産地研修会 in 八代

2015.2.16(月)

2月14日・15日 八代で畳の研修会に行ってきました。
主な、目的は産地の農家・たたみ店・問屋など畳業界に係る人の意見交換会です。

こちらは、交流会の2次会九州の若手畳屋さんが集まり意見交換会。
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この写真に乗っているほとんどが畳の1級技能士、職人技のの話にも花が咲きます。
同世代の畳屋さんがこれだけ集まることはないので本当に楽しい会でした。


翌日は、意見交換会と勉強会です。

まずは、畳業界では有名な 「いぐさ・畳博士」森田先生による講演です。
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いぐさの効能についてなどたっぷり学びます。


日本一の産地八代ということで、意見交換会には、八代市長をはじめ、市役所のい業部担当者、八代市議会議員さんも多数参加されていました。

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八代が全体の95パーセントを国産の畳表の生産量は、ピークの10の1に減って510件、
現在660ヘクタールほど、さらに毎年30件ほど農家さんがやめていってるのが現状です。

まだたくさんいると思われる方もいるかもしれませんが、実はこの生産者数というのは国産の畳表を生産するための、ぎりぎりのラインです。

というのは、現時点でもいぐさを生産する中必ず必要な機械ハーベスターとい植機が製造中止状態。オーダー件数が集まらないと再生産されない状態。

この状態を打破するため、畳業界だけでなく市や県一体になって対策を考えていこうということでした。

畳は、和の代表で、日本に合った素晴らしい敷物だと私は思います。

この文化や、畳のよさを伝える最前線にいる畳屋としてお客様にもっと情報発信していこうと思います。(光)








投稿者: 産地紹介,

いぐさ祭り in 八代

2014.10.21(火)

先日、八代で行われたいぐさ祭りに行ってきました。

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い草の産地らしく、会場の客席は畳敷き!!
い草にまつわる様々なアトラクションもありました。

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こちらは、い草の手織り体験
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先日行われた、い草の品評会に出展した、い草や畳表もずらり。
並ぶい草が壮観です!!
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今年の最優秀賞 「農林水産大臣賞」橋口さんの畳表
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全国から、畳屋さんがイ草の勉強にいらっしゃってました。
い草や、畳文化を後世に残すにはイ草農家、問屋、畳屋が一つになってその良さを伝えていかなければならないと改めて思いました。

北九州大でイ草の研究をする森田先生。
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小学生対象で行った、新しい畳の部屋で計算問題を解くという実験では、なんと2割以上正解率がアップしたとのこと。
お子さんの勉強部屋を畳にすると、集中力がアップする効果があるという実験結果だったそうです。

わたくしたち自身も畳の知識をさらに深め、お客様に伝えていきたいです。(光)

い草 研修会・品評会に行ってきました。

2014.9.3(水)

先日い草の新草の品評会に行ってきました。

い草は8月に収穫され、泥染め、乾燥、製織などを経て私たち畳店のもと、さらにはお客様のもとに届きます。
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このような機械で、い草農家さんたちが畳表の状態まで、仕上げます。
今年取れたい草の出来を見るため、畳屋、問屋、い草農家揃って品評会を行うのです。

またこの日は、畳屋、問屋、い草農家だけでなく、市役所のい草担当者や、八代市のい草担当市議会議員の方もおいでいただき、活発な意見交換会も行いました。

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時に和やかに、時に真剣にそれぞれの農家さんのこだわりなどを聞きながら会は進みます。

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お二人は、倉井さんと草野さん2人は高校の同級生でもあり、一畳屋の人気商品の生産者でもあります。
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倉井さん

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草野さん

お二人がイ草農家になったのは32年前そのころは、い草も景気が良く同級生の多くがイ草の生産者になったといいます。

ここ数年は、毎年40件のイ草農家がやめており、生産量は10年前の半分に、平成元年の10分の1まで減少してしまいました。
「オリンピックの選手村に、国産畳表でおもてなし」という案も出ているそうですがこの減り方を考えると心配でなりません。

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畳は、日本の風土に合ったとても良い敷物だと思います。私たち兄弟は畳が大好きです。
30年先もこの仕事を続けていくためにも、今しっかり勉強し、生産者・問屋・畳屋が協力し後世に畳を残す努力をしていかなければと強く思いました。

その中で、お客様に喜んで頂ける商品を吟味し、お客様に満足していただける仕事を常に追い求め、
「畳替えしてよかったな、畳っていいな」思って頂けるような仕事をしていきたいです。(光)


投稿者: 産地紹介, 畳表