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八代イ草刈り取り研修 その3

2017.7.19(水)

本日は、イ草を手狩り風景を連続撮影したものをご紹介いたします。

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このように、イ草の束を8束刈り取ります
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イ草を束ね振ったり、体に当てたりしながら、短い草を落としていきます。

落ちた草は畳表にはなりません。のちに焼いて畑の肥料となります。CIMG2428
長い草の束をひもで束ねます。

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3人が抱えているイグサ全部でようやく畳表1畳分ぐらいです。
この作業のひたすら繰り返しです。今は機械が入れないところのみしか手狩りはしませんが、
30年前は大勢のバイトを雇いこの作業を行っていたそうです。

機械化が進んだとはいえ、植え付けから、刈り取り、製織。
畳表ができるまでには本当にたくさんの手間、愛情がかけられています。

研修を通してさらにそう感じました、研修会を企画してくださった問屋様、繁忙期に農業素人を
快く受け入れてくださった、イ草生産者の江嶋様ご一家、本当にありがとうございました。

やっとできた畳表を、1枚も無駄にすることなく、私たちの畳への愛情もプラスして、
これからもお客様に届けていきたいです。(光子)

八代産地研修 その2

2017.7.17(月)

2日目の作業は、早朝5時乾燥が仕上がったイグサの袋詰め作業からはじまりました。
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お母さまが、乾燥したイ草を、8束づつ下で作業するご主人に渡します。
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渡されたイグサは、機械で揺らされ余分な泥を落とし、ひとまとめに結束され
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袋詰めされます。 袋詰めと積み込みのお手伝いをさせていただきました。
(ねずみ男のような完全防備で作業する、長女(;^_^A )
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ここで畳表ができるまでの作業のおさらい
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(刈り取られた後、気持ちよさそうに水浴びするイ草)

刈り取りを終えた草は、コンテナに積まれ、熱で蒸れて変色したりしおれたりするのを防ぐため
水をしっかりかけて冷やします。

その後、畳表のために配合された天然染土で泥染めします。
(以前は着色されることもあったそうですが、現在熊本県産の畳表は無着色のものがほとんどです。)
(泥染めは、イ草の傷防止、均一に乾燥させる、色を均一に仕上げるなどの効果があります)

そのあと乾燥機で68℃から60℃まで温度を下げながら16~17時間かけて低温乾燥していきます。
(温度や、乾燥時間は天候や気温で少しずつ調整をしながら行う数です。)
乾燥作業も中国産と国産表に差がつくところで、海を渡る中国産は高温短時間で乾燥させるので表皮が
もろくなり、見た目はあまり変わらなくても耐久性で差が付きます。

30年前、泥染めは田んぼで、乾燥は天日乾燥でした。
機械化で便利になった分、機械購入システム導入には資金がかかるようになり、
ハーベスター、乾燥機、など大型の機械が壊れる時がイグサ農家さんのやめる時期になっているようです。

イ草農家さんがいなくなれば、我々の仕事は続けられません、日本の文化「畳」を次世代に伝えていくため、
業界を挙げて、頑張らねばならないと決意を新たにしました!!
今日はこの辺で、次回につづく・・・

イ草刈り取り研修 IN 八代

2017.7.16(日)

問屋さん主催のイ草刈り取り研修に参加してきました。

いまさらながら、イ草は畳の一番表面の部分畳表の材料です。

全国で流通する国産畳表のほとんどは、熊本県の八代で作られています。

産地には、何度も足を運んでいる長女ですが、刈り取り研修は今回が初めて!!

30年前は、イ草の刈り取りは、すべて手狩りで、暑い中でするその作業は

「イ(イグサ)切るか、死ぬか」といわれるほど過酷でしたが、

ハーベスターというイ草刈り取り専用の機械が出来てからはずいぶん楽になったそうです。

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こちらがハーベスター

今回お世話になった農家さんは、ハーベスターを導入されていて通常の作業では手狩りすることはあまりないそうですが、

私たちのために特別に手狩りも体験させてくださいました。

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イ草を鎌で刈り取り

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短い草を振り落とし、束にまとめる。(写真は一緒に研修を受けた小田原の真壁畳店さんです)

ここまでの作業を、機械がやってくれます。昔はバイトの手が必要でしたが、

今はハーベスターが10人分の刈り取り作業をしてくれるとのことでした。


体験は、1束分だけでしたが、想像するだけでその過酷さはわかります。
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イ草を抱えて記念撮影(^^)この日はほぼこれで終了

2日目が本番!!その記事はまた明日書きます。。。

投稿者: 産地紹介, , 畳表

八代にイ草の刈り取り研修に行ってきます。

2017.7.12(水)

明日から3日間八代に、勉強会とイ草狩刈り取り研修に行ってきます。
今年のイ草の出来や、台風の影響など生の情報を収集したいと思います。

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取れたてのイグサも緑が鮮やかで美しいです。

一畳屋の私以外の社員はすでに体験済み。
なかなか、刈り取り期間に、時間をとることができず、
行きそこなっていましたが、ようやくいけます!!

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写真は、先日次男が台風後に撮ってきたものです。


1日目 日中日の高い間は作業ができないので、昼間は勉強会夕方から、刈り取り作業

2日目は 早朝から刈り取り作業を体験いたします。

農繁期に、畳業界のためならと受け入れてくださる農家さんに深く感謝いたします。

作業は、もちろん真剣かつ、一生懸命に臨みますが、
1日だけの作業に入るということは、農家さんには本来負担でしかないはず、

農家さんの畳表を作る姿勢や、八代産畳表の良さをお客様へ伝えることで、この恩に報いていきたいと思います。


後日体験報告もブログでご紹介させていただきます。

以上決意表明でした。(^^)光子

生産者のこだわり橋口さんその2

2017.4.13(木)

昨日の続き、極み・古都の生産者橋口さんの畳表づくりのこだわりその2

橋口さんの目指す畳表とは
青すぎない畳表、肌なじみの良い畳表、イ切れが少なく色もそろったものでこれを実現させるために様々な工夫をしておられます。

通常畳表は、6・7月に草を刈り取り泥染め乾燥、その年の10月には長さや色で選別し織り始めます。いわゆる新草です。

新草は、新草の良さもあるのですが、前述したこだわりから、橋口さんは乾燥させたイグサをまず原草の状態で1年保管します。

通常新草は、青々しくきれいなのですが、畳表としておられた跡や、エンドユーザーの下で畳になった後予想外の色の変化をすることがあります。

しかし、新草では織らない橋口さんの畳表にはそれがほとんどありません、一年置くということは選別により製品として集荷できる畳表は少なくなるはずです。

さらに、極み 古都で使用するような草は、もう一年寝かせてからしか製織には入らないので、織り出すまでに計二年、
苗から畳表になるまでに最低四年を要しています。

このクラスのイグサは一反の畑から作れるのはよくて30枚程度非常に希少価値の高い商品です。

製織も通常1日1台の織機で10枚ほど織れるのですが、極み・古都の表は1日に2~3枚です。

それでも、橋口さんが畳表を作り続けていけるのは、橋口さんが畳表が大好きだということと、長年の経験により、毎年素晴らしいイグサを作れるということ

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橋口さんはイグサの田んぼを一日3回見に行きます。週に1度しか見に行かない農家さんもいます。

細かな変化にも対応し作っている、橋口さんのイグサの田んぼはいつも青く輝いています。

まばらな変色を防ぐための温度管理、湿度管理も徹底されています。
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この日は雨、作業所の湿度は40%前後に保つため3台の除湿器がフル稼働温度も低すぎるといけないそうでストーブがたかれていました。

外の天気、気温、湿度を見ながら、室内の環境を微調整するそうです。

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エアコン完備のこの部屋は、出来上がった畳表を保管する部屋です。

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こちらも湿度40%以下お客様の下に旅立つ畳表を大切に扱っておられます。

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真剣に橋口さんの話を聞く長女(^^)橋口さん長時間のインタビューにご対応いただきありがとうございました。

これが一畳屋のラインナップ、極み 古都の畳表の作り方です。

材料の素材の良さもさることながら、一畳屋でも橋口さんのこだわりに負けぬよう一畳屋の畳一級技能士たちが丁寧に仕上がます。

値段は、ほかの商品と比べて高価ですが、その価値はそれ以上だと自負しております。

一畳屋のラインナップの中で、こだわりの商品群は、畳表生産者・畳職人のこだわりが詰まった大変希少価値の高い商品です。

最高の和室を作りたいお客様は、ショールームもございますので、機会があればぜひ一度ご覧ください。

一畳屋のラインナップで、おすすめの商品群もそれぞれの農家さんのこだわりが詰まっている、一畳屋が厳選した商品です。

各農家さんが作ったイグサの一番草で織っていただいた商品です。是非、見て・触ってお確かめください。

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